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牧場物語GB3 ボーイ・ミーツ・ガール 【ぼくじょうものがたりじーびーすりー ぼーいみーつがーる】 ジャンル ほのぼの生活シミュレーション 対応機種 ゲームボーイカラー専用 メディア 8MbitROMカートリッジ 発売元 ビクターインタラクティブソフトウェア 開発元 トーセ 発売日 2000年9月29日 定価 4,200円(税別) 判定 ゲームバランスが不安定 ポイント 自由度と引き換えにゲームバランスが崩壊結婚は人生の墓場(女性のみ) 牧場物語シリーズリンク 概要 問題点 賛否両論点 評価点 総評 その後の展開 概要 牧場物語GB3部作のラストを飾る作品。 男主人公は前作と同一人物だが、女主人公は全くの別人ということになっている。 主人公に選ばなかったほうはパートナーとなり、男は農作業、女は動物の世話が得意。 プレイ期間は2年(240日)だが、クリア条件を満たしていればグッドエンドとなり、その後も継続して遊べる。 問題点 前作までは「クリアに必要な条件」が秘密だったが、今作はゲームの途中でパートナーから教えてもらえる。 へたにクリア条件を開示したせいで、クリア条件を満たした後はひたすら寝るだけの生活になるという過去作の欠点が復活してしまった。 そのクリア条件だが、これまでの作品と比べると非常にヌルい。 必要な出荷数はたったの300個。1日に1~2個ペースである。ニワトリが2羽いれば畑を作る必要すらない。 動物を各3匹以上飼う必要があるが、動物さえいれば世話をする必要はないため、期限日の前日に買い集めるだけでOK。 ただでさえヌルいのに、バランスブレイカーな道具が序盤から手に入ってしまう。 男主人公の場合、作物をその場で投げるだけで倉庫に送るミラクルグローブを最初から所持している。 前作では通信交換を利用して難解イベントを解かないと手に入らないチート級のアイテムだった。こんなものを最初から持っていたらバランス崩壊待ったなしである。 釣竿の性能が良すぎる。こちらは女主人公も入手可能。 元手いらずで大量に出荷物が手に入ってしまう。手間をかけて畑仕事や動物の世話をするのがバカらしく思えるほど。 しかも最速での入手タイミングが1年目の春の月前後と異常に早く、ゲーム開始して早々バランスを壊してしまう。 冬に畑作ができなくなってしまった。 かといって冬場だけ畑作以外の仕事が増えるわけでもないので、ヒマになるだけである。 代わりにスノーボードで遊べるようになったが、飽きたらやっぱり寝るだけの生活に戻ってしまい、ダレやすい。 舞台設定について。 本作では牧場生活を行う「島」と主に買い物やイベントが発生する「本土」の2つを舞台にして物語を進める事になるのだが、このシステムにも問題がある。 島から本土に向かうには特定の曜日で出航している定期船を利用する必要がある。すなわち本作では買い物やイベントを自由にこなす事ができない。 これを解消するには島内の特定のキャラクターの友好度を上げて自家用船を入手する必要があるのだが、そもそもの入手方法がノーヒントなせいでゲーム初心者には「不自由なゲーム」と認識されがち。 パートナー限定で恋愛ができるようになったが、女主人公は結婚したらそこでゲーム終了。 婚約後も結婚式までの間はゲームを続けることになるが、セーブした時点でそのデータは取り返しのつかないことになる。 女主人公で最後までゲームをやりたければ、恋愛ポイントを上げないか、結婚を断って気まずい関係のまま一緒に生活するしかない。当然出産イベントも起きない。 男主人公の場合は結婚後も続けることができ、出産イベントもある。この差はなんなのか。 力の木の実について 力の木の実は前作では畑仕事を行うだけで手に入ったが、本作ではそれが半分までに減少。残り半分はイベントで入手できるが、それぞれどのイベントで入手できるかはノーヒント。 その他の問題点 EDまでの期間が2年と短め。 本作では前作における図鑑相当のシステムとして、水族館で釣った魚を展示させる事が出来る。こう書くと普通なのだが、2年目になると唐突に泉のみに生息する激レアな「イズミノヌシ」を釣ってこいと言われてしまう。ここで「イズミノヌシ」を渡さないと水族館が閉館してしまい、二度と展示させる事ができなくなってしまう。 「イズミノヌシ」は一匹しか存在しないのにもかかわらず、牧場組合からの出荷依頼の一つにも指名される事がある。この依頼を受けると何もしなくても達成した事になる。 賛否両論点 シアターで映画を見れるようになった。 お金を払って見るわりに、何の見返りもない。 一応、映画のストーリーは良い。見てからリセットすればお金も減らない。 迷いの森や自家用船での出航など、探索要素が増えた。 そもそも牧場をほったらかして冒険というのはコンセプトが違うのでは…。 家畜に性別が設定され、繁殖にオスとメスが必要になった。 オスのニワトリや牛は出荷物を出さないので、繁殖以外何の役にも立たない。素直に店でメスを買うほうが良い。 羊ならオスでも出荷物が出るので、繁殖で増やしても問題ない。 馬がペットから家畜に変更され、複数飼えるようになった。 クラを買えば乗って移動できるようになる。 オスメスともに出荷物を出さないが、レースに出して有名度を稼ぐことができる。 レースの観戦はできず、情報誌を買わないと結果すらもわからない。なお、レースに出した馬は戻ってこない。 評価点 ペットに豚と鷹が増えた。 豚の役割は犬と同じ。鷹は猫と同じだが、猫専用のイベントは発生しない。 リュックサックが登場。出荷物や道具を大量に持ち運べるようになった。 前作までは装備している道具の種類を変えるには納屋やら道具箱にいちいち戻らなければならなかったが、一度に大量に持ち運べるリュックサックの登場によりこれが解消されている。 前作までにおける農作物の出荷は出荷箱か鞄をつけた馬に収穫した作物を放り込む形式だった。だが、前者は畑からの距離にムラがある、後者は馬が移動する関係で動作が不安定と、どちらも難を抱えていた。しかし、本作でリュックサックが導入されたことにより、出荷物を大量にリュックにしまってから倉庫にしまう→電話でまとめて出荷という作業内容に変化。結果、農作物の収穫関連が過去作から大幅に効率的になったと言える。 とはいうものの、男主人公の場合は更に効率的な作業が可能になるミラクルグローブがあるわけで・・・ 男主人公は道具のレベルが存在。 道具のレベルを上げることによって、前作までの「スーパー」系に相当する広範囲の溜め技が使えるようになるため、道具を使いこむほど仕事能率が上がる。 溜めの段階を下位に留めることにより、強化前とほぼ同様の使い方も可能に。これにより強化後でも細かい作業を行える様になった。 ちなみに前作までの3X3タイプといった畑では農作物が育ってしまうと水やりが不可能になってしまう欠点があったが、ジョウロの溜め技がその範囲に届くようになったためか、その点が解消されている。 倉庫の登場 本作で収穫した作物は倉庫に貯蓄される様になった。 前作までにおける作物を出荷せずにプレイヤーの元に残すには、作物を収穫せずに畑に残しておく必要があった。しかし、こちらの場合は季節をまたぐと枯れてしまう恐れがあった。 だが、本作で倉庫が導入された事によって、季節をまたいだ上で作物を貯蓄させる事ができるように。 加えて、ゲーム中のとあるイベントを発生させると冷凍庫に出来る。冷凍庫に改造すると全ての作物を腐らせずに蓄えておく事が可能になる。 ただ、冷凍庫に改造すると腐らせた作物を原料とする肥料が作られなくなるデメリットがあるため賛否が分かれる。 パートナーは仕事を頼めば頼むほど上達し、最終的には頼まなくても「お任せ」でやってくれるようになる。 パートナー用の本を買うことで、新たなスキルを身につけてくれる。 牧場組合で出荷の依頼を受けることができるようになった。 普通に出荷するよりも報酬が多く、やりがいがある。 だが、なぜか季節を考慮しない依頼が来るのが欠点。春にキノコを出荷しろと言われても無理な話である。 馬のレース出走、牛の品評会受付もここでやっている。結果によっては有名度を稼ぐ事ができる。 朝市に参加できるようになった。これも有名度を稼げる。 リュックに入っている品物を売ることができる。客が何を買いたいかはランダムで決まるので、なるべく多くの種類の売り物を用意すべき。 朝市の場所は前作の牧場に近い位置にあり、前作のキャラが買い物に来たりする。 2年目からは稲作ができるようになり、米・小麦を作れるようになった。 せっかく作った水田が天災でムチャクチャになるのはお約束。 また、本作における水田は最大で畑の半分程度を使うため、耕しすぎると作れる農作物の数が減少してしまうので注意するべき。 総評 ゲーム内での自由度は大幅に上がり、自分の思い通りに生活を楽しめるようになった。 その一方で、清々しいまでにストイックだった前作とはまるで方向性が変わってしまっている。 また女主人公の冷遇がひどく、畑仕事は大変、動物を飼う必要性も薄い、結婚したらそこで終わり、と散々である。 前作の正当進化を期待していた人には少々的外れな作品になってしまったと言わざるをえない。 もちろん金や財産を得るだけが牧場物語ではないし、楽しみ方も人それぞれなのだが…。 その後の展開 本作発売からわずか2ヶ月後、『牧場物語 ハーベストムーン for ガール』が発売されたが、またしても結婚したらゲーム終了という作品であった。二作品連続でゲームを強制終了させられた女性プレイヤーもいただろう。 さすがに不評だったのか、次の女性主人公となる『牧場物語 ミネラルタウンのなかまたち for ガール』では、結婚後もゲーム続行できるように改善されている。
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ルーンファクトリー フロンティア 機種:Wii 作曲者:森田朋子 開発元:ネバーランドカンパニー 発売元:マーベラスエンターテイメント 発売年:2008年 概要 ルーンファクトリーシリーズの3作目にして初の据え置き機用ソフト。 初代の『ルーンファクトリー -新牧場物語-』の主要キャラが新設定で登場するなどリメイクに近い形となっている。 音楽はおなじみ森田朋子氏が担当。初の据え置き作品だけあってかなり多くの曲数が用意されている。 ヒロインたちが普段鼻歌で歌っている「信頼の歌」が、ラスボス戦で重要な意味を持つようになる。 サントラは発売されていないが、『ルーンファクトリー4』の蓄音機で本作の1部のBGMが視聴できる。 収録曲(1部仮タイトル) 曲名 作・編曲者 補足 順位 The Sweetest Time 中塚武 オープニングテーマ歌:内藤響子 フロンティア 森田朋子 タイトル画面 トランルピアの春 フィールド:春 新天地の部屋 自宅 のどかな日常 商業地区、みんなの広場 トランルピアの人 民家など トランルピアの集い 店 教会 時計台 ルーンワンダー 夜の酒場 スノースタイル わかくさ わかくさの遺跡 幕開け わかくさの遺跡のボス戦 トランルピアの夏 フィールド:夏 ヴィヴィアージュ別邸 トランルピアのお祭り クイズ大会 スーパーおじいちゃんタイム カンロの特別問題 結果発表 各競技の結果発表 お鍋のうた タバサの歌 つるくさ つるくさの遺跡 囲まれた! つるくさ遺跡のボス戦 くじら島 くじら島の入り口 探検 くじら島の洞窟内 暗闇を抜けて くじら島の外エリア あやしい場所 くじら島の塔 シビれる! くじら島のボス戦 トランルピアの秋 フィールド:秋 あぶない! 危機イベント 精霊の戦 黒エリス戦 精霊 エリスの歌 取り戻すんだ ラスボス戦 みんなの力で~信頼の歌 ラスボス戦(イベント発生後)歌:今野宏美 ラストバトル182位第2回マイナーゲーム223位 トランルピアの冬 フィールド:冬 誰もいない クロスのイベント ライバル ワーグナーのイベント トランルピアの雪 フィールド:雪 ゆきくさ ゆきくさの遺跡 立ち向かえ ゆきくさ遺跡のボス戦 デート プロポーズ トランルピアの結婚 結婚式 新天地の家族 自宅(結婚後) 帰ろう エンディング~スタッフロール
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セントライト(オス) 属性 副属性 タイプ 副タイプ レアリティ コスト 火 水 スピード 中距離 SL☆8 89 レベル スピード スタミナ 根性 適性(重/芝/ダート) 距離/ベスト 1 1465 977 244 得意/得意/苦手 2,000m~3,000m/2,400m 99 7326 2930 733 スキル ミドルの持続(3ターンの間中距離タイプのスピードが1.5倍)/初代三冠馬の光(2ターンの間ライバルホースのスキルを発動させない、2ターンの間水属性アタックを無効) Lスキル トリプルタレント(【効果1】火属性・中距離タイプの馬の全能力が3.5倍になる。【効果2】火・水の同時アタックでチーム全体のスピードが1.5倍になる。)/【極】トリプルタレント(【効果1】火属性・中距離タイプの馬の全能力が3.5倍になる。【効果2】火・水の同時アタックでチーム全体のスピードが1.5倍になる。【効果3】コンボ吸収スキルの影響を受けない) ☆6進化素材 皐月賞 日本ダービー 菊花賞 レジェンド像 レジェンド像 ☆7進化素材 レジェンド像 レジェンド像 レジェンド像 超レジェンド像 超レジェンド像 ☆8進化素材 超レジェンド像 進化の蹄鉄(火) 進化の蹄鉄(水) 超進化の蹄鉄 超進化の蹄鉄 入手方法 レジェフェス第2弾限定
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日本テレビ系列 日本テレビ 土曜 日テレ系土曜ドラマ イノセンス 冤罪弁護士 共通事項 基本の放送時間…22 00~22 54 筆頭スポンサーは絨毯の上にカラー表記 2019年1月19日 ♯01(新・22 00~23 09) 1’00”…Aj AJINOMOTO(0’30”=AGF)、Galaxy、Kao、SUZUKI 0’30”…大東建託、suumo、PROMISE、ヘーベルハウス 2019年1月26日 ♯02 1’00”…Galaxy、Kao、SUZUKI、Aj AJINOMOTO 0’30”…ヘーベルハウス、PROMISE、suumo、大東建託 2019年2月2日 ♯03 1’00”…Kao、SUZUKI、Aj AJINOMOTO、Galaxy 0’30”…PROMISE、ヘーベルハウス、大東建託、TRAINING GEAR SIXPAD(PT) 2019年2月9日 ♯04 1’00”…SUZUKI、Aj AJINOMOTO、Galaxy、Kao 0’30”…レイクALSA、大東建託、ヘーベルハウス、PROMISE 2019年2月16日 ♯05 1’00”…Aj AJINOMOTO、Galaxy、Kao、SUZUKI 0’30”…大東建託、レイクALSA、PROMISE、ヘーベルハウス、 2019年2月23日 ♯06 1’00”…Galaxy、Kao、SUZUKI、Aj AJINOMOTO 0’30”…ヘーベルハウス、PROMISE、レイクALSA、大東建託 2019年3月2日 ♯07 1’00”…Kao、SUZUKI、Aj AJINOMOTO、Galaxy 0’30”…PROMISE、ヘーベルハウス、大東建託、TRAINING GEAR SIXPAD(PT) 2019年3月9日 ♯08 1’30”…SUZUKI 1’00”…Aj AJINOMOTO、Galaxy、Kao 0’30”…大東建託、ヘーベルハウス、PROMISE 2019年3月16日 ♯09 1’00”…Aj AJINOMOTO、Galaxy、Kao、SUZUKI 0’30”…大東建託、suumo、PROMISE、ヘーベルハウス 2019年3月23日 ♯10(終) 1’00”…Galaxy、Kao、SUZUKI、Aj AJINOMOTO 0’30”…ヘーベルハウス、PROMISE、suumo、大東建託
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登録日:2021/07/14 Wed 10 43 13 更新日:2024/05/28 Tue 08 38 24NEW! 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 2016年 3DS 3つの里の大切な友だち ゲーム チェブラーシカ トーセ ニンテンドー3DS ハム太郎 マリオ マーベラス 牧場物語 さあ、今日は何しよう! 2016年6月23日にマーベラスAQLから発売された3DS専用ソフト。 3DS版としては3作品目で、牧場物語シリーズ20周年記念作品でもある。 ◆概要 本作の主人公は3つの特色溢れる村の交差点付近で牧場生活を営む。 それぞれ町コミュランクと呼ばれる経験値のようなシステムが導入されており、出荷や会話、アルバイトで住人と交流を深め一定の条件をクリアすればランクアップし新しいアイテムが解禁される仕組み。 また1年目夏以降は牧場アドバイスという無期限の目標も適宜与えられる。 これらをこなすことが実質的なストーリー。 他作品とのコラボにも何故か異様に意欲的。 特定の条件で、様々な効果を持つマリオシリーズの衣装がもらえる ハム太郎をペットにできる 更新データ受信でチェブラーシカもペットにできる(2016年12月14日以降) といった具合に、一味違った方向性で牧場生活を彩ってくれる。 ◆物語 父親の仕事柄、転勤族の子として育った主人公。 やがて成人し、人生何度目かの引っ越しが決まったある日「牧場主になりたい」という夢を家族に明かす。 驚きながらも納得する母親と妹をよそに、父親は無謀と判断し大反対。 ……結局「牧場主である叔父フランクのもとで、見込みがあるかどうか判断してもらう」という結論に収まり、彼が待つウェスタウンへ旅立つのだった。 ◆主な登場人物 赤色は花嫁候補、青は花婿候補。 主人公 デフォルトネームはカナタ(男)、ナナミ(女)。 男女ともに、会話の内容から純粋でお人好しな人柄が窺える。 ▪︎ウェスタウン 主に牧畜が盛んなカントリースタイルの町。 鉱山として栄えた歴史もあり、現在でも採掘可能な箇所があちこちに残されている。 メーガン 町のまとめ役。 主人公たちと同じく牧場仕事をしており、寄る年波を感じながらもまだまだ現役なおばあちゃん。 フランク 主人公の叔父で、ダリウスの弟。 その名が示す通り陽気な性格で、幼い頃以来久々に会う主人公にも何かと優しくアドバイスしてくれる。 ・リシェット 花屋の女主人。 童話や手芸が好きな可愛らしい女性で、両親からとても大切にされている。 ・ウェイン 郵便局で働く配達人。 女の子からモテモテな美青年。 ・フォード 生真面目な潔癖症の医者。 薬品の研究もしており、ゲーム中たまに薬の被験者(効果はランダム)のアルバイトを受けられる。 ▪︎ルルココ村 主に果樹や海産物の収穫が盛んな南国風の村。 住人は「ハロンガ(こんにちは)」「アリンガ(ありがとう)」などの特徴的な挨拶をしている。 トトタラ 村のまとめ役でルドゥスの祖母。 3つの里では唯一の宿屋を経営している。 ・イゥカ 浜茶屋の看板娘その1。 女王様気質だが、他人には猫被り。逆に言えば心を許した相手にだけ本心を見せてくれる。 天気予報ができる貴重な存在でもある。 ・シゥカ イゥカの双子の妹で、看板娘その2。 おっとりマイペースな性格を表すようなタレ目が特徴。 姉妹揃って不思議な力を持っており、曰く『オーラ』が見えるため村の巫女という立場でもある。 ・ルデゥス 何でも屋を営む男気溢れる青年。 動物小屋をはじめとする施設(サークルファーム)の開発や、道具の強化で自然と世話になる。 ▪︎つゆくさの里 主に農作が盛んな和風の里。 店は朝早く明ける分、夕方早く閉めるスタイル。 キンジロウ 里のまとめ役でコマリの父。 少々デリカシーに欠ける部分もあるが、誰とでも仲良くなれる気のいいおじさん。 ・コマリ 茶屋の看板娘。 たくましく元気いっぱいに店を切り盛りしている。 ・カスミ 隣町にある寺子屋の女性教師。 何らかの事情から男性に並々ならぬ嫌悪感を抱くが、男主人公の人柄は認めている。 ・ヒナタ 問屋に住み込みで働く役者志望の青年。 公私は分ける主義で、接客中とそうでない時では口調が大幅に変わる。 ・ユヅキ かざり職人の青年。 幼い頃療養のため越して以来、祖父母と共に暮らしている。 ▪︎神ちゃま シリーズ恒例、主人公以外の人間には見えない不思議な存在たち。 それぞれの里にビミョーに干渉してたりしなかったり設定が盛られたり。 女神ちゃま ウェスタウン南側の川にいる女神。 通信プレイ関係のあれこれをサポートしてくれる。 ドジな上に少々気弱な性格で、魔女ちゃまたちからは妹のように扱われている。 魔女ちゃま ルルココ村の古代遺跡にいる魔女。 村人の好感度を下げたり、主人公の外見を変えるユニークな魔法を使う。 実は信仰云々関係なく勝手に住み着いてるだけだが、話の流れ上神様枠に入れられることも。 イナリちゃま つゆくさの里の祠にいる、農耕や商売を司るキツネに似た神様。 男女共通の隠し結婚候補でもある。 ▪︎その他 ステファニーとワンタタタンは更新データ受信で結婚候補になるが、職業が職業なので一部行動を共にできない。 ダリウス 主人公の父親で、貿易関係の仕事をしている。 厳格だが内心は家族想いな性格。 マリーナ 主人公の母親。 一見マイペースな女性だが、離れて暮らす息子(娘)のことを親らしく心配もしている。 リンネ 主人公の妹。 子供らしく少々生意気なお年頃。 ・ステファニー 派手なコスチュームに身を包んだ元気な女性司会者。 受付や事前告知もしている。 ・ワンタタン 動物祭で審査員を務めるアニマルトレーナー。 犬の着ぐるみという、インパクトしかない見た目の裏には大きな秘密が……。 Mr.D 鎧に身を包んだ、レジェンド牧場の男性牧場主。 主人公の実力を買い、品評会ではライバルとして立ちはだかる。 正体はダリウス。若い頃フランクと共に牧場主をしており、当時の苦労を知ってるからこそ主人公を心配していた。 プレイヤーの子供 外見は主人公の幼少期そのまま、髪と瞳の色は結婚相手と同じ。 アニヲタwikiアドバイス 追記修正しよう! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] すみません、イナリちゃまに下線付き色リンク(プラグイン一覧でアッカリーンと書かれてるやつ)を使いたいのですが表示が狂ってしまい……わかる方は修正をお願いします -- 作成者 (2021-07-14 10 50 18) 恋人候補が店主の場合週二日はその店が休みになる。特にできることが多く釣りえさ付けなど細かい用事が発生しやすい何でも屋の休日は覚えておかないとちょっと困るかも。 -- 名無しさん (2023-01-27 14 15 26) 名前 コメント
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ルーンファクトリーシリーズリンク 機種 タイトル 概要 判定 ナンバリング DS ルーンファクトリー -新牧場物語- RPGと農業を合わせた画期的な作品。だがバグ多し。 ク ルーンファクトリー2 『1』より酷いバグ天国。2部構想は『4』に生かされた? ク ルーンファクトリー3 やや荒削りながらも前2作での不信感を一気にぬぐい去った傑作。 良 Switch/Win ルーンファクトリー3スペシャル HD化・新ムービー・しんこんモード・新難易度「ヘル」を追加した移植版。Win版はDL専売。 3DS ルーンファクトリー4 一部の要素に賛否両論が見られるものの、前作から正統進化を遂げた良作。 良 Switch/PS4/One/Win ルーンファクトリー4スペシャル HD化・新ムービー・しんこんモード・新難易度「ヘル」を追加した移植版。キャラクターボイスも一部新録されている。PS4/One/Win版はDL専売。 Switch/Win ルーンファクトリー5 9年ぶりの完全新作だが多くの要素が前作より劣化。シリーズ初の同性恋愛が実装されるも完成度・各方面への配慮共に不足気味。また、『2』に勝るとも劣らないほどのバグが多い。Win版はDL専売。 シリ不 非ナンバリング Wii ルーンファクトリー フロンティア 『1』の実質リメイク。厄介な新要素「ルーニーシステム」は賛否両論。だが、様々な新要素を盛り込んで据置機シリーズ独自の路線を作り上げた。 良 PS3/Wii ルーンファクトリー オーシャンズ 『フロンティア』の数年後が舞台の作品。シリーズ初の男性攻略キャラ登場。前作の粗は改善されたが農業要素が薄い異例の作品。 なし ※執筆禁止 ルーンファクトリー外伝 Another Day 携帯アプリ。第1作のスピンオフ。 関連作品 機種 タイトル 概要 判定 牧場物語シリーズ オリジナルのシリーズ。初代は『牧場物語』10周年記念の一環として製作された作品でもある。 3DS 牧場物語 3つの里の大切な友だち Ver1.2で『ルーンファクトリー4』のレスト、フレイの衣装が配信された。 良 AC WACCA マーベラス開発の音ゲー。『ルーンファクトリー4スペシャル』の「この想いを乗せて」を収録。 なし AC WACCA S 良 WACCA Lily 良 WACCA Reverse Switch/Win ハーヴェステラ 元ネバーランドカンパニーのスタッフが開発に参加している生活シミュレーションRPG。牧場要素よりもパブリッシャーを務めるスクエニらしい味付けの方が強い。 良 FREDERICA 『ルーンファクトリー』シリーズと世界観を共有している。 良 シリーズ概要 牧場物語から派生したシリーズ。1作目は牧場物語10周年記念作として制作された。 牧場物語にRPG要素を加えた作品で冒険をしてモンスターと戦ったり、飼育することが可能。 通常のレベルの他に「スキルレベル」というものがあり特定の行動をすると増えていき、ステータスの増加や制作出来るものが増えるなどの効果が得られる。 オープニングはボーカル付きのフルアニメーションになっており、各キャラクターにボイスが付けられている。 鶏や牛といった現実の動物は登場せず特定のモンスターを飼育すると酪農品を入手出来る。 各作品のあらすじは、概ね記憶喪失になった「アースマイト」と呼ばれる特殊能力を持った主人公が村に住み着き、様々な事件に巻き込まれながら冒険をしていく。 初期の作品はモンスターのみ連れ歩けたが『3』からは村の住民達も連れ歩き冒険出来るようになった。 異性のキャラクターと恋愛をすることが出来、結婚して子供も産まれるが作品によって結婚条件が変わるので注意。 バグや不具合などは多いもののBGMやキャラクターデザインは好評。
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牧場物語 キラキラ太陽となかまたち 【ぼくじょうものがたり きらきらたいようとなかまたち】 ジャンル ほのぼの生活シミュレーション 対応機種 ニンテンドーDS メディア ニンテンドーDS専用カード 発売元 マーベラスインタラクティブ 開発元 トーセ 発売日 2008年2月21日 定価 5,040円(税込) プレイ人数 1人 レーティング CERO A (全年齢対象) 判定 良作 ポイント キミと育つ島のパラレル粗が取れて無難に楽しめる作品に 牧場物語シリーズリンク 牧場物語 キラキラ太陽となかまたち ストーリー 概要 評価点 新要素 前作からの改善点 賛否両論点 問題点 総評 余談 ストーリー 都会を離れ、新天地を求めて旅立った移民船は、無事に新天地「ひまわり諸島」に到着。島に降り立ったのは、主人公と、出荷業を生業としているタロウ一家。新しい街、住人たち。遠く彼方には、無人島であるひなた島を見ることが出来ます。新しいくらしにも慣れてきたある日、コロボックルたちが訪ねてきて…太陽の力を集めて島を浮かべたり、たぬきやうさぎといった野生動物の群れと仲良くなったり、コロボックルたちがお手伝いをしてくれたり…不思議なことが次々と起こります。たくさんのなかまたちと一緒に、主人公のにぎやかな牧場生活が始まります。(公式サイトより) 概要 のんびりとした牧場生活を楽しみながらキャラクターとの恋愛もできる『牧場物語シリーズ』の作品。シリーズ第14作目。公式略称は『キラなか』。 携帯機における前作『キミと育つ島』のパラレルであり、前作の舞台であったひなた島の近傍に位置するひまわり諸島が舞台。前作で主人公たちが乗っていた移民船が難破せず、無事に新天地にたどり着いていたら…というストーリーである。 登場キャラやシステムも大半が共通であり、実質的に『キミ島』のアッパーバージョン。ただストーリー展開などは大きく異なっており、単純な完全版というわけではない。 大半のシステムは『キミと育つ島』と同一であるため、そちらの記事も参照。 評価点 新要素 結婚相手候補が追加 前作までの男女6人ずつに加え、更に男女それぞれ1人が追加。また最終的に結婚することは出来ないものの、前作にも登場したあるキャラクターに対して新規に好感度と恋愛イベントが設定されている。 また、結婚相手候補以外にもひとりだけ顔つきの新キャラが登場。前作にも登場したキャラの関係者。 ただし、顔グラなしのサブ住人に関しては大幅に減少。基本的に顔グラがない以外はメイン住人とはシステム上区別されなくなっている。 収集要素「陽の石」 今作のひまわり諸島には周囲に沈んだ島が複数存在しているという設定になっており、太陽の力を宿した「陽の石」の力を使うことで浮上させることができる。今作の各種解禁要素を担う。 島を浮上させる順番はある程度任意となっている。牧場経営の幅を広げる島を優先するか、採掘場に真っ先に潜りたいか、新たな住人が登場する島を優先するか、などなど、プレイヤーの自由。 無造作にマップ内に落ちていたりもするが、基本的に牧場経営を頑張ると手に入る仕様。また住人との信頼を深めることも重要。 全部で100個。『コロボックルステーション』のコロボックル全救出ほど厳しくはないが、やはり信頼度上げに関してはかなり時間がかかる。 野生動物とのふれあい 前述の陽の石で「野生動物の住む島」を浮上させると野生動物とのふれあいが楽しめるようになる。 ネズミ、スズメ、サル…など全6種。エサを与え続けて愛情度を上げるとアイテムを集めてもらえるようになる。 ただし、愛情度の上昇ペースはかなり遅いため実用ラインにするには時間がかかるのは否めないところ。 ペットや家畜の種類追加 ペットに「ネコ」「ブタ」が追加。ブタはレアなキノコである「トリュフ」を入手するのに必要。 「ネコ」、および従来の「犬」「馬」にはミニゲームが追加され、このミニゲームを用いた大会も開かれるようになった。 ペットの入手条件も前作と比べると大幅に緩和されている。 家畜には従来の「ニワトリ」「ウシ」「ヒツジ」に加え、それぞれの上位版である「ウコッケイ」「ジャージー」「サフォーク」が追加。得られる副産物もより高価になるが、入手周期自体は長くなる。 前作からの改善点 ボタン操作の復活 前作はほぼすべての操作をタッチペンで行うという極端な操作性であったためかなり癖がある作品だったが、今作では通常どおりのボタン操作も可能になっている。 4スロット制自体は健在であり、Rボタンでスロットを選択する。 リュック内のアイテムを直接取り出すコマンド(L+他のボタン)も復活。ただ過去作と比べるとモーションが長いことから若干扱いづらい。 ちなみにタッチ操作も可能。えさ箱への投入など一部の操作はタッチで行った方がスムーズ。 細部のシステム微調整によるゲームシステムの改善 アイテムを拾う際の頭の上に持ち上げるモーションがカットされ、かなりテンポアップ。 天気による農作物への「光」加算値が調整され、曇りでも加算されるようになった。各作物の必要な「光」量も若干増えているものの、曇り続きでも全く育たないということはとりあえずなくなっている。 デフォルトでの農具の消費体力値が3から2になり、単純計算でもこれまでより1.5倍行動できるようになった。 序盤から一部の「すてき」が販売されている。特にいろいろと用途が多い黄色があるのがありがたいところで、真ん中のマスに水を撒けるようになる赤も嬉しい。 装飾品作成に必須の「オリハルコン」が鉱石場25Fで入手可能になった(*1)。そのため前作と比べてもかなり早期の段階で装飾品入手ができるように。落とし穴でのダメージは前作と全く変わらないため、体力最大値を上げていない状態では即死の危険性があるのは相変わらず。体力最大値を上げる装飾品は真っ先に作っておきたいところ。 他にも「アダマンタイト」、「賢者の石」といった用途のある鉱石は前作よりも浅めの特定の階で取れるようになっている。75F以降まで潜らないと取れないのは換金&贈答用アイテムである「アレキサンドライト」「ピンクダイヤモンド」だけになったため、深く潜るのは前作と比べるとチャレンジ要素としての色合いが強くなっている。 舞台設定変更による改善 今作では無事に新天地「ひまわり諸島」にたどり着けた設定なので、序盤から町の施設は充実している。前作では終盤にならないと揃わないような町の施設が一通り揃っており、嘘のように楽になっている。 コロボックルによるお手伝いが復活。ただ、好感度を上げて数を揃えないと効果がかなり低い上、お手伝い終了後には数日間のクールタイムが発生するため常時お手伝いをさせ続けることは難しくなっている。あくまでピンポイント運用向け。 島の拡張に関しても、牧場経営によるものよりも住人たちとの信頼の醸成のほうが重要度が高くなっている。ただこちらは賛否両論(後述)。 賛否両論点 舞台のスケールダウン 前作のひなた島が広すぎただけとも言えるのだが、ひまわり諸島は小さな島々が点々としているためかなりスケールダウンしている。 最終的な住人の数も前作の半分以下(前作は100人ほどだったが、今作は40人程度)。主人公以外と結婚した夫婦の子供も登場しなくなってしまった。 スケールダウンしただけでなく、牧場エリアの配置も全体的に変化している。ビニールハウスや果樹、水田は別のマップに配置されるようになったため移動がかなり不便に。世話が不要な水田や中では時間が経過しないビニールハウスはともかく、成長しきるまでは世話が必要な果樹に関しては非常に面倒。 ビニールハウスの利便性が悪化 天気ごとの「光」量が調整されたのに合わせて作物に必要な「光」量が増えたのに対し、ビニールハウスでは「太陽」1つにつき「光」1ポイントというルールは変わっていないため、初期状態では外で育てるよりも成長にかかる時間がかなり長くなってしまう(作物次第だが、概ね2倍前後)。 「太陽」の設置数を増やすためには更に太陽置き場を追加設置する必要があるが、90万G+木材と凄まじく高額(ビニールハウス自身ですら30万G+木材)であり、そうそう手が届かない。 もともとビニールハウス自体が季節に関係なく作物を育てられる、という代物なのである程度の利便性悪化はやむを得ない、という見方もあるが、それでも前作と比べて露骨に利便性が下がっているのは疑問符がつくところ。 ちなみに水汲み場を追加設置する場合も50万G+木材と超高額だが、この段階ならまず手に入っているであろう飛行石があれば比較的速やかに移動できるためこちらはそこまで重要ではなくなっている(こちらは別マップ扱いになったおかげで結果的に改善された点と見ていいだろう)。 鉱石場の仕様変更 新たな障害物として「溶岩」が登場。じょうろで水を3回掛けると消滅し、時々「ようかん」が手に入る。ネタ要素が減った『キミ島』以降では珍しい直球のギャグ要素。 鉱石場に持ち込むべきものにじょうろが追加された上、じょうろは橙のすてきを追加しない限りは50回分しか水を撒けないため実際に潰せる溶岩の数は少ない。予め複数じょうろを買っておいて水を入れておく、という手もなくはないがリュックを圧迫する。単純に探索を面倒にする要素が増えただけであり、邪魔の一言である。 溶岩に下り階段が塞がれていることはめったにない(*2)。そのため無対策でも困らないといえば困らないのだが、深い階層を目指す場合は100Fと200Fがほぼ全体が溶岩で埋まっているというとんでもない構成になっており対策の重要性が高くなっている。 ようかん自体はもちろん食べられるのだが回復量は非常に低く、じょうろを3回使う体力消耗の方が大きいことがほとんど(じょうろに緑のすてきを詰め込んで体力消耗をゼロにでもしていれば別だが…)。一方贈答用としては「好き」以上のキャラが多いため優秀。他の鉱石同様、鉱石場から得られる副産物と捉えるのが無難である。 陽の石の入手条件 全100個のうち、牧場経営に関わる条件で入手できるのは23個しかない。他は落ちているものを拾ったり、ランダムイベントで入手したりといったものがある。 しかし最も割合が大きいのは住人の信頼度に関わる条件のものであり、それだけで51個を占める。上げなければならない信頼度自体はそこまで高くはないものの、住人の数が数な上一定回数のプレゼントも必須であるためかなり面倒。 ちなみに前作の島の拡張は基本的に全てお金と資材さえあれば可能だった。ただある程度住人集めと並行する必要はあったのだが、そちらも牧場経営と無理なく両立できた。 「すてき」の入手性 一応必須級の黄は最初から店売りされているのでだいぶマシにはなったものの、それでも行事に優勝するか採掘場の最深部まで潜るか、冬に低確率で売られるかのいずれかであり相変わらず入手性は悪い。 今作でも一応狙った色を入手するテクは残っているものの、前作よりも遥かに難しくなっていたり根本的には運ゲーのままになっていたりする(*3)。 また、根本的な強化上限も前作よりかなり下がり、半分ほどになってしまった。 最初にもらえる農具は全てすてきスロットがゼロなので買い直さなければならなくなった(前作はスロット1だった)。 問題点 大半は前作の流用 ストーリーがストーリーなのでしょうがないとはいえ、キャラクターのデザイン、大半のセリフやイベント、一部BGMなど前作の流用が非常に多い。 操作性の不備 タッチ操作だった前作をボタン操作に対応させるために生じた操作性の悪化がいくつか見られ、また引き続きタッチ操作のほうが楽な部分が多い。 エサ箱や資材置き場にアイテムを入れようとするといちいち選択肢が出るので鬱陶しいことこの上ないのだが、これはもともとタッチ操作でアイテムを持ち上げた時に直接対象をタッチした場合に出る選択肢。タッチでドラッグ操作した場合には出ない。 プレゼントする際もボタン操作よりもアイテムを持ち上げた状態で直接対象をタッチしたほうが遥かに楽。特に細かく動き回るコロボックルに対してはボタン操作だとうっかりアイテムを投げ捨ててしまうことが多い。 メニュー画面でワンボタンで食べたり捨てたりできるなど一見利便性の高い要素も。ただ本当にワンボタンで動作してしまうので誤爆の危険性が高い。上述のように、全体的に動作前の確認選択肢が多い作品だけにここだけ一発なのもやけに不自然。特にすてきを詰め込んだ道具を捨ててしまった場合は泣くに泣けない(道具を選択して十字キーを下に動かすとスロットより先に「捨てる」にカーソルが合ってしまうのでその意味でも事故りやすい)。また道具箱や冷蔵庫などに出し入れするときにも機能しているため要注意。 総評 全体的には前作のアッパーバージョン。前作で作り込まれていた部分はちゃんと引き継がれており、操作性や他の作りが荒かった部分が改善された。 まだ操作性の難点が細かに残っているのは事実だが、それでも十分良作に値する作品になったといえる。 余談 DS向けの次回作『牧場物語 ようこそ!風のバザールへ』では再び世界観とシステムが一新され、『キミ島』及び今作でわずかに残っていた『ハーベストムーン』以来の旧シリーズとのつながりはほぼなくなった。ちなみに同作では本作からのゲストキャラクターが数名登場している。 前作および今作で結婚できないことを非常に残念がられたシスターのアリエラだが、後の『ふたごの村』にてようやく結婚できるようになった。ただし攻略難易度はかなり高め。
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イノセンスキューブ かつて、黎明の時代にて概念適応体すら超越せしめた、とある神が所持していたとされる、白く輝くキューブ。 『黄金の主』の協力の下、造り出されたとされるが、詳細は不明。 願望機と強化、全概念を行使出来るという極めて強力な特性から、神々の中でも極めて弱かったとある一人の神を四界の音階に迫る程のレベルにまで押し上げた程の代物。 しかし、このキューブはとある不慮の事故によって砕け、ありとあらゆる時空、次元、世界に散り散りになったとされる。(また、これを所持していた神はその事故に巻き込まれ、全治三万年の重傷を負ったらしい) 尚、砕けた欠片の一つ一つはそれぞれがかつての特性を秘めてはいるものの、行使出来る力は大分少なくなっている。(精々が所持者の保有する力を多少強化したり、軽く火を起こす程度が関の山) 仮に欠片を全て集めればかつての強大な力を取り戻すだろうが、その全ての欠片を集めることはまず不可能といって間違いはない。
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<第二部・登場人物> 秋山澪……N女子大学一年生・第二部の主人公 田井中律……N女子大学一年生 ××……N女子大学一年生・律の友人の一人 曽我部恵……N女子大学二年生・律と澪の高校時代の生徒会長 平沢唯……N女子大学一年生 <第二部> 律と出会って、十か月が経った。 私はバスに乗った。 同じように乗っていく人たちは、大抵私と同じぐらい若い。 イヤホンを耳にしている女の子もいれば、友達と楽しそうに談笑している子たちもいる。 このバスは女子大行きだから、ほとんどの乗客は女の子だった。 おそらく大抵はN女子大の学生だろう。だけど案の定私と交流がある人はいない。 いや、いる方がおかしいのだ。 私は冷えた指先を撫でた。 席は空いていなかったので、仕方なく吊革に捕まる。 片手が吊革を掴むと手を温めることができないので厄介だ。 それも手袋を忘れてしまった今日に限って席が空いていないなんて。 今日の運勢は最悪かもしれなかった。 マフラーに顎をうずめる。お気に入りの白いマフラーだ。 もう冬を感じるようになって二か月余り。 暦は二月。 大学の講義にも慣れきって、友達がたった一人しかいないという状況にも慣れた。 今年度の手帳は埋まりつつあって、それとはもう一月ほどでお別れだ。 手帳にはいろいろお世話になった。 (……寒い) だけどこれでも、もう少しで冬は終わるんだ。 でも、まだ冬は長かった。 ■ 「そういや澪ー、試験の課題終わった?」 「なんだよ律。まさかまだ終わってないのか?」 私たちはいつもの窓際の席で昼食を食べていた。 律はいつもここの麺類は安いんだ言ってうどんだったり蕎麦だったりを食べていたけれど、今日はハンバーガーだった。 どうやら今月はあまりお金がないらしい。さては先週買ったあれか。 律はハンバーガーを手に持ったまま、ちょっと恥ずかしそうに目を逸らす。 「だってさー、フロアタム買ったんだから練習に気合が入っちゃって」 「私だってこの前ワウ買ったんだからな。だけどちゃんと課題したんだぞ」 「なんでバンドメンバーいないのにワウなんだよ!」 「だって欲しかったし。律だってバンド組んですらないのにフロアタムなんて」 「し、仕方ないだろ欲しかったんだし。それでさあ澪」 「なんだ?」 「課題、手伝ってくれないかなーなんて……」 律がハンバーガーを置いて、合掌した。 私は別に怒っているわけじゃないのだけど、とりあえず泣き喚いて懇願してくる律の姿も見てみたい。 なによりここですぐに折れてしまうと私らしくはなかった。 昔はもっと単純だったんだけどなあ。 「自分でやらないと力がつかないだろ? テストもあるんだから」 「だって課題難しいじゃん。あの問題集の答え配らないとはなんて教授だ」 「答え配ると答えだけ見て提出するだけの人が増えちゃうからじゃないか? お前みたいにさ」 「失敬な! 一度でも答え見たことあるかよ私が」 「……ないけど」 「ほら見ろ! 澪がいれば答えなんて必要ないのさ」 「そこに誇ってどうすんだよ」 そんなやり取りをしていたら、私たちのテーブルに誰かが近づいてきた。 「二人とも仲いいわね」 そう言ってやってきたのは、律の友達だった。 確か、××さんと言ったかな。 私も一応、その人の名前だけは知っていた。 律は彼女のことを友達だけどさん付けしていた。どうやらうまい呼び方がないらしい。 律が大学に入って最初に仲良くなったというグループのうちの一人である。 私は彼女……それでなくとも律以外の誰かとは全然仲良くなかった。 だから彼女が話しかけてきたと同時に、さっきまで律に対して威勢を放っていたくせに委縮した。 私は口を閉じて、両手を膝の上に揃えて俯いた。 「何? どうしたの?」 律がハンバーガーを食べながら、その××さんに問うた。 「秋山さんの前じゃあれだから、ちょっと来てくれないかな?」 私の名前が出たので、上を向いた。律はよくわからないという表情で、彼女に連れて行かれてしまった。 連れて行かれたといっても遠くではなく、私に会話が聞こえないぐらいの位置だった。 食堂のほぼ真ん中だ。 私に聞かれたらあれって、どういう意味だろう。 二人は固まって何やら話している。私は食事のことなんかすっかり忘れて、その様子だけを茫然と見つめていた。 律はなぜか照れるように後頭部を手で触っていた。 その様子を見ていて、なんだかズキズキした。 律と出会ってから、こういうことばっかりだな……。 私は箸を持って、すっかり冷めてしまった味噌汁を飲んだ。 ■ 「なんだったんだ、さっきの話?」 午後の講義へ行く途中の廊下で、私は尋ねた。 律は天井を見ながら唸った。 「んー……澪は特に関係ない、けど」 「でも気になるだろ」 気になるんじゃなくて、隠されているような気がして嫌だからだ。 律は私の目をチラッと一瞬だけ見て、唸った後言った。 「いや、なんか……友達の友達に食事に誘われたというか」 律の濁らすような言葉が、少しだけ胸に刺さった。 何かを誤魔化そうとしてるのかな。 「友達の友達? お前の友達じゃないのか?」 「会ったことない人らしいよ。なんか別の学科の人なんだけど……」 「なんでそんな会ったこともない人が食事に律を誘うんだ?」 「……」 律は黙った。 私は気になって仕方なくて。 だけどこれ以上深追いすると、なんか律に踏み込んでるように思われるかもしれなかった。 律が誤魔化すように言ったり、黙ったり間があったりするのは、私にその事を話したくないからなんじゃないのかって。 そんな風に思ってしまった。 だから、これ以上話をするのはやめようかと思った。 律が嫌なら、私はそれをしたくない。 出会ってからずっと、私は律に嫌われたくない一心で動いてきた気がする。 もちろん最近は少しばかり律に突っ込んで話するようにもなったし、律と訓練して言葉遣いも強くなった。 ちょっとだけ律をあしらってみたりでもできる。課題ぐらい自分でやれだとか。 そういう風に律に言えるようになったのは進歩だろうか。 だけどいつだって私は律に嫌われたくなんかないのだ。 「言いたくないなら、いいけど……」 「言っていいの?」 「私に教えられないようなこと?」 午後の講義に向かう人の波。その中にいる私たち二人。 律は、どこか辛そうな表情をしていた。何か良くないことがあったんだろうか。 でもさっき二人で昼食を食べていた時はそんなことなかった。 表情が後ろ暗くなったのは、やっぱり××さんに連れて行かれた後からだと思う。 何か嫌なことでも言われたのか。そんな様子はなかったのに。 「……じゃあ、言うよ」 「うん」 「……私のこと、好きな奴がいるんだって」 「――」 え? 突風が私を吹き抜けるように、冷たい感覚がまず頭を殴った。 それから、じわじわと心の中から水が溢れ出す様にモヤモヤし始める。 お腹のあたりがぐるぐる痛んで、もう頭も痛くなって。どこも痛いだけになった。 だけど、いたって冷静だった。 「そ、そうなんだ……なんて子?」 「理学部の子らしいけど……さっきも言ったけど会ったことはないし、名前も教えてくれないんだ。××さんと同じ高校だったんだって」 ××さんのことはよく知らないけど、私と律とは違う県出身だと言っていたような気がする。 だとすると、やっぱり私と律は『その子』のことを知らないことになるだろう。 「へ、へえ……そうなんだ」 ズキズキ。 「それで?」 「……その理学部の子がさ、今度のバレンタインの食事に誘いたいんだって私を」 律は今度は下を向いて、告げた。長い横髪が律の横顔を隠す。 つまり、その『理学部の子』は律が好き。 バレンタインに食事に誘いたい。 でも話しかけるのは恥ずかしい。 だから高校から一緒の友達である××さんに頼んで、律への気持ちを伝えてもらった……。 そして律とバレンタインに食事をすることも言伝たと。 そういうわけかな。 講義室に辿り着いて、私はドアを開けた。すでに何人か人はいたけど、みんな友達と談笑していて少しばかり騒がしさがある。 まだ一応お昼休みみたいなものだったし、見慣れた光景でもあった。 私と律はいつもの一番前の席に向かって歩む。 「で、なんでそれが私に聞かれちゃまずいんだ?」 「どういうこと?」 私は鞄を机の上に置いて、律に問うた。 「だって言ってたじゃないか。私の前だとあれだからって」 「あー……それは、あれじゃない? 色恋話だし……澪は一応関係ないし」 私はその一言が微妙にショックであった。 律の色恋話に私が無関係。 確かにそうだ。私はただ単に律の友達ってだけだし、家族でも幼馴染でもない。 だから律のプライベートな会話に入り込んだり割り込む権利や理由なんてものは存在しない。 そこは律が決めることだし、私がどうこう口出しする問題じゃないだろう。 じゃあなんでショックなんだ私。 さっきからキリキリと胸が痛むのはなんでだよ。 私は席について鞄を開けた。 律も隣に座る。 鞄の奥を見つめながら、私は言った。 「それで……受けたのか」 一番重要で、聞きたいのはそこだった。 「返答はまだいいってさ……私も、考えたいし」 律はいつになく憂いた表情でそう言った。 律のことを好きな誰かがいる。 それを聞いて律が舞い上がらないのが、せめてもの救いだった。 なんで、律が喜ばないのが救いなんだ? おかしいだろ。自分のこと好きって言ってくれたり、食事に誘ってくれたら喜んじゃうのは当たり前だろ。 律はたまたまそうじゃなかったけど、律のこと好きっていう子がいたら、律は……律は、ちょっとだけ嬉しいんじゃないのか? だけど私は微塵も嬉しくなんかないんだよ。 そこに私は、私自身に対して疑問を抱かずにはいられない。 なんでこんな気持ちになるんだよ。 律が、律を好きな子の誘いにすぐに乗っからなかった。 そこに、喜んでるだなんて……。 無性に、苛立った。 怖かったのかもしれない。 「……行けばいいだろ。せっかくなんだし」 私は、勢いでそう言ってしまった。 ここで行ってほしくないとは、言えなかった。 だけど。 「……本当にそう思ってるのか?」 律の、少しだけ低い声が返ってくる。 私はそれがあまりにも予想外の反応だったので、声をあげて律を見た。 「えっ?」 「……なんでもねーよ」 律はぷいっとそっぽを向いてしまった。 ……なんなんだよ。そうしたいのはこっちなのに。 でも、律は何にも悪いことしてない。 それなのに、なんだか律を責めたい。 ■ 「あ、曽我部さんじゃないかあれ」 その日の講義が終わって廊下を歩いていると、律が声を上げた。 視線の先には、桜ケ丘高校時代に生徒会長をやっていた曽我部さんが確かにいた。 相変わらずだと思うけど、私が高校時代に先輩を見た時より数段綺麗になっている印象だった。 大学生ってこんなにも変わるものなのかな。私はまったく変わっていないなあ。 すれ違い様に、二人は立ち止まった。 「あら、田井中さん」 「どーもっす」 律は知り合いなのかよ。 そう突っ込もうとするけど、人前だから言えなかった。 「澪は知ってるよな。生徒会長やってた曽我部さんだよ」 「……こんにちは」 初対面の人との会話は本当に弱い私だ。 律以外は大抵初対面になるのだけど、人見知りはほとんど直っていない。 少しぐらいそういうの直せるかもと期待して律の口調を真似る特訓を二人で半年ほどしたけど、結局似たような口調になるだけで性格は直らなかった。 しかもその口調を使えるのは律の前だけで、他の人には敬語で接してしまう。 初対面の曽我部さん。私は委縮して緊張した。 でも、一応挨拶だけはできたぞというわずかな達成感はあった。 それだけで達成感なんて本当に弱い。 「こんにちは。えっと……?」 曽我部さんは言いながら首を傾げた。 私の名前がわからない、のだと思う。曽我部さんは律を見た。 律は私を見て一瞬呆れると、私の肩に手を置いた。 「こっちは秋山澪です。私たちと同じ桜高だったんですよ」 「そうなの。じゃあ私の後輩ってわけね」 「……」 喋りたいのに喋れない背徳感。 それは律と出会った最初の頃からひしひしと感じていた。私は喋りたくないわけじゃないんだ。だけど喋りたくなんかないんだ。 私が喋ったって、どうせおどおどして途切れ途切れで……相手に迷惑を掛けちゃうだけだから。 だから極力あんまり話したくないといつも決めているのに。 曽我部さんは私に何も言わずに、律に話しかけた。 「どう? もうすぐテストみたいだけど」 「え? は、はい。まあなんとかやれてますよ」 律は取り繕うような笑いを見せた。 嘘つけ。さっきまで私に困ったように懇願してきたくせに……。 私は苛立ちを感じずにはいられなかった。 「おーい恵! サークル遅れるよ!」 先を歩いていた曽我部さんの友達が、声を上げた。 「あ、ごめーん! それじゃあ二人とも。またね」 「お疲れ様ですー」 律は駆けていく曽我部さんの後ろ姿にそう言った。 私はなんだかそわそわして落ち着かなくなって、何も言わずに胸の前で手を握りしめていた。 初対面とはつくづく相性は悪く、結局変われていない自分の情けなさを痛感するばかりだ。 「はあー、すげーな大学生って」 「……うん」 「大学入って二年であんなに変わるのかねー」 「律は、大学入る前の曽我部さんを知ってるのか?」 知っているかのような口ぶりの律に、私は聞くしかなかった。 律は両手を後頭部に回して、呑気に返す。 「私バスケ部の部長だったからなあ。生徒会室とか行く機会があったんだけど、その時に知り合いになったんだよ」 「あ、そう……」 バスケ部の部長、か。 その話は会った時からよくする。律は快活で元気な、運動神経のよい女の子だ。 バスケをする姿はよく映えるだろう。部長になっても不思議じゃない。 となると部長会議なんかに出てても普通だから、その関係で曽我部さんと知り合いになったんだな。 「私は全然変わってないよなあ、一年なのに」 「そうだな」 「澪は変わったけどな。口調なんて、四月と比べるとさ」 律は無邪気に白い歯を見せる。 もう曽我部さんの話題は終わったのに、なぜかモヤモヤは尾を引いた。 心の中の私は、なんとか振り切って律の言葉についていく。 「口調だけしか変わってないけどな……」 「それでも、強そうに見えるよ」 「見えるだけで、中身は……」 「でも少なくとも、私に対しては前よりも自信持ってくれるじゃん」 それは律に、心を許しているからだ。 律は私を、どんどん崩していく。 今まで頑なに誰かと一緒にいることを拒み続けて、逃げて逃げて逃げまくった私を簡単に捕まえて。 優しい笑顔で、ずっと話しかけてきたのだ。 それが私にとって最初は大変でも、いつからかそれだけが安らぎに変わっていて。 律にだけ、私は……――。 「それより、帰ろうぜ」 「この後は何するんだ?」 「とりあえずセッションだけしない?」 講義を終えてから、律の家で一時間ほど楽器をつつく。 それで六時くらいになって、私はやっと家に帰るのだった。 それが去年の十月ぐらいから続いていた。 「ああ」 ただ今日は、ちょっとだけ乗り気になれなかった。 律のことを好きな子が理学部にいて、その子が律を食事に誘ったこと。 それがバレンタインの日だということ。 私以外の人と、律が以前より知り合いだったこと。 律には、私よりもたくさんの友達がいること。 いろんなことが、引っかかりすぎている。 「行こっか」 「……うん」 こんなこと、なかったのに。 最近律を意識することが、顕著になってきた。 それは。 どういうことか、よくわからないけど。 第一部|TOP|次
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目の前にいる律と目が合った。 「澪?」 私はじんわりと頬が熱くなるのを感じた。 「な、なんでもない」 私は目を逸らして、ベースのチューニングの続きを始めた。 律の部屋には、もう慣れていた。 もうここは、私のもう一つの家みたいなものになってしまったから。 律と出会った四月に初めて泊まった。 あれは私が寝てしまったから泊まったとは言えないかもしれないけど、 でもあれ以来何十何百と律の家――正確には律のこの下宿に泊まった。 ほとんど私の下宿に帰らないこともあったぐらいだ。 もうここに移り住もうかと考えているぐらいである。 しかし、パパとママにどう律を紹介しようか。 私は床に座ってペグを捻り、チューナーを見ながらそう考えた。 律はと言えばすでにドラムの調整は終わり、立って私を見ていたり、 最近セッションしている楽譜を頭を抱えながら読んだりしていた。 私はチラチラとそれを見る。 私たちは恋人同士になっても変わらない。 そう思ってたけど……。 実際変わったなあと私は思う。 昨日『した』から、やたらと床は散らかっていて、それを見るだけで私は火が出そうなぐらい恥ずかしくなるのだった。 もし友達のままだったらあんなことはしない。 ああやって、布団の中で抱き合って、キスしたり、名前を呼び合って喘ぐようなことはしないだろう。 それをしたってことは、恋人になってるってことだ。 それは嬉しかった。 律に抱きしめてもらえること。 キスしてくれることも。 私の名前をいっぱい呼んでくれるようになったのも。 好きだって言いあえるのも。 本当に嬉しいことだらけ。 まだ夢なんじゃないかって思うぐらいだから。 私は幸せだった。 「おい、澪ー」 「えっ?」 「いつまでチューニングしてんだよー。早くやろうぜ」 「わ、わかった」 私はペグをすぐに捻って終わらせた。 立ちあがってストラップを肩にかける。 律は座って、軽くスネアを叩いたりバスドラのペダルを実際踏んでみたりした。 私もピックでとりあえず音階を弾いてみたりする。 ハイハットの高さを調節する律。 私はその横顔を、やっぱり何度も見てきた気がすると思った。 ふわふわ時間か。 あれにも書いたなあ。律の横顔。 やっぱり、あんまり変わってないかもな。 私は思わず笑った。 「どしたよ澪」 「いや別に」 「なんだよ気になるだろー?」 「律ってかっこいいなあって」 「ちょっやめろよ……は、恥ずかしいだろ」 律は顔を真っ赤にして、口を尖らせた。 可愛い。 もっといじってやりたいところだったけど、さすがにいいかと思った。 律が落ち着いてから、私たちはセッションした。 楽しかった。 終わった後、私たちは駅前に行ってデートした。 デートとはいっても、やっぱりあんまり変わらなかった。 こうやって笑い合いながら駅前のデパートに行くのも何度もあったし、一緒に歩いたりご飯食べたりするのは経験済みだ。 ただ恋人同士なので、名前が『遊びに行く』から『デートに行く』に変わっただけ。 でも、やっぱり気持ちは後者の方が嬉しかった。 人目はばからず手を繋いで、人の往来の中を歩く。 商店街みたいな感じで、それなりに人が多かった。 「お腹すいたなあ」 律がお腹を撫でたので、私は尋ねた。 「そうだな。何か食べるか?」 「よし食べようぜ。えーと、どこかお店ないかな?」 「ってか律、お金あるのか?」 「ないんだよなあーこれが」 「……仕方ないな、私が払うよ。じゃあ喫茶店でいいんじゃないか?」 「澪と食べれるならどこでもいいや」 こいつは本当に……そういうドキッとする言葉を度々言うなよな。 しかも臆面もなく言うもんだからこっちが気圧されるよ。 しかもその笑顔も。 そんなこと言われたらもう私は……。 律と繋いでる手に、ドキドキして汗かいたかもしれない。 現に心臓はずっと高まりっぱなしだ。 それに加えてさっきの一言で、さらに熱が出る。 あーもう。 「じゃ、じゃあそこでいいんじゃないか?」 恥ずかしさと高揚を隠すために、私は適当な喫茶店を指差した。 レストランなんかよりも安いだろうし、そもそも私はそんな高級なところなど興味なかったのだ。 律と一緒ならどこでもいい。 なら律の負担も私の負担もない、普通の喫茶店がやっぱり良かった。 落ち着けるのが一番いい。 まあ、律と一緒だとドキドキするんだけど……。 その喫茶店内は、あんまり人がいなかった。 私と律は窓際の方の席を選んで、向かい合って座る。 注文を訊きに来たウェイトレスさんに、私は和風ランチ、律は天ぷら定食を頼んだ。 朝からずっと演奏していたのでお腹がすいているのだろう。 律は運ばれてきた水を何度も飲んでいる。二月の寒い時期なのに氷がたくさん入っていた。 「律、そういえば謝っておきたいことがあったんだ」 「何?」 まだあの日……まだバレンタインデーからは五日しか経っていないけれど、私には一つだけ引っかかっていることがあった。 それを謝りたかったのだけど、タイミングもなかったし、 律と恋人として過ごすようになってからはそれを言うべきか少しばかり迷っていた。 恥ずかしいことでもあったし。 私は先週の出来事を思い出しながら、言った。 「先週さ……私、律を突き飛ばしちゃっただろ」 「ああ、あれ。あったなそんなの」 「ごめん……」 あの後帰っちゃったから、ずっと申し訳ないことをしたと思っていた。 「なんだそんなことかよ。全然気にしてないよ」 「でも、やっぱり悪いことしたなあって」 「いいよいいよ。あの時の澪、なんか変だったけどな」 確かに変だった。 あの日の朝は、琴吹さんにやたらと律との関係や、恋愛だとかの話をされた。 だからそういう視点で律のことを意識してしまい、胸がドキドキして、 律とまともに目を合わせたら卒倒してしまいそうなぐらい熱を帯びていた。 実際律と目を合わせて、恥ずかしくって、よくわからない何かで胸が一杯になって。 だから突き飛ばして、走ってしまったのだ。 「本当にごめんな」 「いいけどさ。でも、なんか怒らせちゃったかなあって心配だったんだぜ? もしかしたら澪、私が『理学部の子』と食事会行くことにすごく嫉妬してて、私がオーケーしたから怒ったのかなあとか」 「まあそれは……嫉妬してたけど」 あの時は、その食事会に対してモヤモヤする一方で、でもこのモヤモヤがなんなのかわからなかった。 でも、あの日律を突き飛ばして家に帰った時、律への想いが恋愛感情だと悟って、それからそのモヤモヤの正体がわかったのだった。 だから今なら今までのそういう気持ちがわかる。 それが嫉妬で、それが愛で、それが好きだということも。 「で、なんであんなに変だったの?」 さっき自分で回想したのだけど……。 でも、真剣な眼差しに私は気圧され、正直に全部話した。 「実はあの日さ――……」 それまで、律のことを考えると胸が一杯だったけどそれが何かわからなかったことや、琴吹さんと話したこと。 恋愛感情だとわからない悩みとか。 律の顔を見たらもう爆発しそうで、だから突き飛ばして逃げ帰ったことも。 全て語った。 律は、ストローでコップの氷をカラカラ鳴らしながら唸った。 「へえ、いろいろあったんだな……」 「うう……」 「澪ちゃんは恥ずかしくて私を突き飛ばしたのかー」 「か、からかうなよ。マジだったんだぞ」 あの時の気持ちを思い出すだけで、もう顔から火が出そうだ。 私も冷たい水を飲んだ。 律は白い歯を見せるけれど、少しして首の後ろに片手を回した。 「でも、嬉しいよ。そ、そんな風に悩んでくれてて」 「ば、馬鹿律……結構、辛かったんだからな」 「私もだよ。澪に、食事会行ってくれば? って言われた時は結構ショックだったんだぞ?」 私はドキッとした。 それも謝らなきゃいけなかった。 「それも、ごめん。あれ、照れ隠しなんだ」 面と向かって、行って欲しくないとは言えなかったのだ。 あの時、そうやって面と向かってそういうのは……今でもわからないのだけど。 恥ずかしいという気持ちより『どうして律に行って欲しくないのだろう』という自問の方に頭が傾いていた気がする。 結局それは、律への恋心に発端する気持ちだった。 律は気にしてない装いで、首を振った。 「うんわかってる。澪はそういうこと、人前じゃあんまり言わないもんな」 「言えたらいいんだけどな。でも、やっぱり、恥ずかしいし」 結局私は恥ずかしがり屋など直っていないのだなと思った。 「いいよ。ってか、澪が恥ずかしがり屋じゃなくなったら困るって」 「な、なんでだよ」 「だってからかえないし、澪じゃないもん」 「……っ」 律は笑った。 私はそれに、何も言い返せなかった。馬鹿と言えば、それでよかったのかもしれない。 でも、私自身も、この恥ずかしがり屋を直そうとは少しも思わなかった。 そうすることは、私と律の出会いのきっかけだったそれを失うことになると思ったからだ。 「……でも、恥ずかしがり屋で、人見知りで」 「?」 私は知らず、囁いていた。 「私が、恥ずかしがり屋じゃなかったら……人見知りじゃなかったら。 一人じゃなかったら……律は、私に話しかけてくれなかったんだよな」 切実に、ただ淡々と。 恥ずかしさも何も捨て去って、そう言った。 ほとんど、独白だった。 私の瞳は、ただ透明な水に浮かぶ氷の、真っ白でひび割れた部分だけを見つめていた。 いや、見つめていたのではなく、『そこがただ目に入っているだけ』だった。 私は今、何も見ようとはしていない。 見ようとしているのではなくて、目に入ってきているだけ。 私の思考と意志は、まるで雪崩れ込むように湧きあがる言葉と、そしてただ言葉を発したいだけの口に集中していた。 「私がこんな性格じゃなかったら、律と出会えなかったんだ」 出会えなかったかもしれないことを想像した。 それを考えることは、私にとってどんな恐怖よりも果てしない絶望だった。 もし、律に出会えなかったら。 出会っていなかったとしたら、それがどんなに私を苦しめるのかはもう私自身がわかっていることだった。 「だから、私……この性格でよかったよ」 「澪……」 だけど。 ここで、律の顔を見るぐらい私は成長した。 と伝えたくて、私は律の顔を見た。 律は、確かに恥ずかしそうな顔はしていたけれど、でも、嬉しさで泣きそうな。 よくわからない表情をしていた。 でも、口元が少しだけ吊り上っていたので、やっぱりちょっと喜んでくれたのかなと思った。 「律に、会えてよかった」 それを言いたかった。 もう律には、言いたいことだらけなんだ。 でも、その一言には全部詰まってた。 「私も、澪に会えてよかった」 律も目を逸らさなかった。 そのまま続ける律。 「出会えてよかったって気持ちは、これからもずっと同じだ」 「うん……私一生、律のこと好きでいるよ」 律は私の、初めてをなんでも奪って。 初恋も奪った。 でも、これが『最初』じゃなくて、最初で最後なんだなって思った。 私はずっと、律の事好きでい続ける。 「私もだよ。もうずっと、澪のこと好きでいるからな」 それからおかしくなって、笑った。 面と向かって好き好き言えるの、本当に進歩だ。 だから私はいつまでだって律を好きでいる。 無垢なままで。無邪気なままで。 ■ もっと早く出会っていたかった。 だから、もしパラレルワールドってものがあって。 田井中律と秋山澪が、もっと早く出会っている世界があるなら。 十五歳でも十歳でも……とにかく早く出会ってる世界があるなら。 一緒にいられる時間を大事にしてほしい。 私と律は、以前そう思った。 だけど、今の世界に後悔なんてない。 私たちは偶然にして必然に出会ったのだった。 私と律は、確かに出会うべくして出会っただけ。 こうなるのは、きっと運命だったと思う。 だからどんな世界であろうと、時期は違えど私たちは出会っていたんだ。 小学生時代に、出会う世界もあれば。 中学時代に出会う世界もあっただろう。 高校時代に出会う世界も。 そして、ここは、大学時代に出会う世界だっただけなんだって。 律は前まで、もっと早く出会っていたかったと悲しんでた。 でも今の律は、そんなのあまり考えていないようだった。 むしろ一緒にいることを私たちは素直に喜びあえている。 もっと早く出会っていたかったけれど、でも、こうして私たちは出会えてる。 なら、すでに過ぎ去ったことに嘆いていても仕方ないだろう。 『秋山澪』と『田井中律』が、仲良く青春時代を過ごす。 軽音部を作ったり、学園祭でライブしたり。 それは、別の世界の私と律の役目なんじゃないかな。 だから私と律は――この世界の私と律は。 そんな律と澪とは別の人生を楽しんでるんだ。 もっと早く会えなかったことに嘆くより、会えたことに喜んでるんだ。 会えてよかったと、本当に思うよ。 だから、別の世界の律と澪へ。 仲良くやれよ。 私たちも、仲良くやってるよ。 戻|TOP